歌劇『ラルファレンスの指輪』

◆ 狩人ラルフは糸紡ぎの娘エイティシャと結ばれる。 神は二人を祝福し、ラルフに輝ける栄光を、 エイティシャに至福の富を授けた。 そして二人に、永遠の愛を紡ぐ指輪を贈った。 歴史は静かに動き出す。
歌劇ラルファレンスの指輪より 第一楽章 『祝福』
◆ 狩人ラルフは糸紡ぎの娘エイティシャを裏切った。 神は激怒し、ラルフを遠い過去へ、 エイティシャを遠い未来へ追放した。 二人は永遠に出逢えずに時を彷徨うこととなる。 歴史は再び歩みを止めた。
歌劇ラルファレンスの指輪より 第二楽章 『没落』
◆ 狩人ラルフは死のうとも指輪は娘へ贈られる。 何千何万の時を越え、古びた指輪は贈られる。 神よ、それでも二人は逢えぬのか。 神は再び針を回す。 歴史が今 時を越えた。
歌劇ラルファレンスの指輪より 第三楽章 『瞬間』