S.K.Y.

I'll send these words to them who know that the life is heartrending.


各話のあらすじを、できるだけ短くまとめています。 ※ネタバレを含みますのでご了解の上でご活用ください。

■ACT.1 ロストパラダイス

 隕石落下により世界と大地は荒廃、さまざまな環境汚染が広がる死の時代、隕石落下地点からはブレイマーと呼ばれる生命体が生まれ、増え、人々を襲い続けた。 ブレイマーによって壊滅した都市、ロストシティには、戸籍のない孤児たち・通称ノーネームがチームを作って暮らしていた。
 東スラムを根城にするチーム「フレイム」のレキと「ブラッディ・ローズ」のローズは、その月のスラムの主導権を決定するためにバイクレースを行っていた。気ままなバイクレース、その後の宴、たまに喧嘩、それが行き過ぎて抗争。いつも変わらない、自由で単調な日々がずっと続くはずだった……。

■ACT.2 サイレント レディ

 「フレイム」のヘッド、レキのもとにある日一人の女が現れる。喋ることができず筆談で会話を交わすしかない中、何とか名前を聞き出すことに成功。女の名はシオ。たった一人で「ブリッジ財団」から逃げ、ブレイマーの発生源であるクレーターを目指していると言う。
どこからどう見ても「わけあり」の彼女を、レキはろくに事情も聞かず一時かくまうことを約束した。  それを知ったエイジ──ローズの実弟が、自分もフレイムに加入させてくれと詰め寄る。しかし、彼のことを信用しきれないレキは、冷たく突き放すのだった。
 チーム「デッド・スカル」の首領、シバに唆されたエイジは、銃を手にレキを倉庫へ呼び出す。

■ACT.3 スカーレット

 銃を手に入れ、自分の力を過信したエイジ。レキに戦いを挑むが、その途中現れたブレイマーによって無残に命を落とす。大型のブレイマーなどほとんど姿を現さないロストシティに何故──鍵はシオが持ち込んだ赤い石「ルビィ」にあった。彼女はアメフラシと呼ばれる希少種族で、歌うことで雨を呼ぶことができる。とりわけシオの力は強大で言葉を発するだけでも雨が降ってしまうため、彼女は口を閉ざしていたという。ブレイマーを呼ぶ石「ルビィ」を持って、財団から逃げてきたアメフラシの女「シオ」。謎は少しずつ明かされ始め、何かがどこかで動きだそうとしていた。
 それに対してレキは意図的に──しかしほとんど無意識に──目をつむろうとしていた。彼の気がかりは、エイジが死んだことで、ただ一人の肉親を失ったローズのことに集中していた。

■ACT.4 ラクエンニワカレノキスヲ

 できるだけ「不変」を保とうとしていたフレイムにも、転機が訪れた。
 ロストシティのノーネームの統制のため動き出した連合政府に、「フレイム」の末端メンバーであるゼットが加担。彼の裏切りによってレキたちは地方警察に連行されてしまう。ハルたちの活躍で何とか逃げ切るものの、チームは散り散りになった。
 大陸最北端の都市「イリス」を集合場所に、彼らはそれぞれ歩を進めることになる。

■ACT.5 アメアガリ

 タウン・スプリングに逃れたのは、レキ、ハル、ジェイ、エース、そしてシオ。そこへ更に、ブラッディ・ローズのサブヘッドであるラヴェンダーが加わる。ローズがチームを抜け「デッド・スカル」に加入したこと、そのせいでブラッディローズは事実上解散したこと、ラヴェンダーから得た情報はどれも、レキたちにとって朗報とは言い難かった。
 食事を摂りながら、レキたちはシオの「事情」を聞くことにした。ブレイマーを、人を食らうという本能から解放し安らかにしてやりたいというのだ。そのためにブレイマーを呼び寄せる石「ルビィ」を持ってクレーターを目指すというシオに、レキたちは全面協力することにした。

■ACT.6 ダブルエネミー

 小さな隙を突かれ、シオがブリッジ財団に連れ去られてしまう。レキたちは当然、ブリッジ財団に潜入。財団に捕らわれていたシオの姉・アスカの協力を得て、なんとかシオを救出するものの、「ルビィ」の奪還に目の色を変えた財団から執拗なまでに追跡をくらう。
 地下水路を逃げ、辿り着いた先はユナイテッドシティ―─レキたちをロストシティから追放した連合政府(ユニオン)の本部がある都市だった。今度はユニオンの追ってから逃げ回る羽目になるフレイムメンバー、そこへ幸か不幸かブレイマーの大群が街を襲撃する。

■ACT.7 インベーダーゲーム

 個々の活躍でその場を凌ぎ、一同は再び地下へ。シオの提案で彼女の故郷である雨降らしの隠れ里で休息を摂ることにする。
 そんな折、別れて行動していたフレイムメンバーのケイがデッド・スカルに捕まったとの情報が入る。

■ACT.8 ターゲット ロックオン

 双方の利益のため裏で手を結んでいるブリッジ財団とデッド・スカル。ケイの身柄は当然、「ルビィ」を引き渡す取引材料だった。レキは、ケイの身の安全を優先させ、いともあっさり「ルビィ」を手放す。彼の関心は、ルビィでもデッドスカルでもなく、そこに当然のように銃を構えて立つローズにあった。
 ローズがこちらに対して引き金を引いたことで、レキも銃を向けざるを得なくなった。彼が決まって第一に優先するのは、自分を慕ってくれる仲間を守り通すことだ。そのために、ローズと完全に敵対することになったとしても──。

■ACT.9 ヒガシズム、ソノサキ

 ブリッジ財団側にルビィを奪い返されてしまったレキたちは、ルビィそのものの秘密を解明することが先決だと、目標を新たにした。 情報を頼りにサンセットアイランドにいるらしい“ブレイマーの子を産んだ女”を訪ねることにした。


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