クレスとルレオがチームを組んでファーレン王家を救出、ベオグラードとリナレス、そしてフレッドがルーヴェンスをたたくべくそれぞれに行動を開始した。
ルーヴェンスの権力の裏に潜む「大罪」を操る少年を恐れ剣を向けるかつての部下たちをベオグラードは容赦なくねじふせていった。
たどりついた玉座の間で待っていたのはルーヴェンス、そしてフレッドの兄、スイング。 彼は自らの意思でルーヴェンスに就いたことを明かす。 逆上したフレッドは加減なしに剣をふるうが、スイングの前では歯が立たなかった。
一方、地下牢に向かって走るクレスとルレオ。彼らは奇しくもそこでこの戦と世界の「黒幕」に遭遇してしまう。 地下牢に気配なく現れた、黒いコートをぶかぶかに着た赤い髪の少年に二人は本能的に恐怖を覚え、全力で逃亡を試みた。
退路で皇女セルシナ、そして人形のように生気を失ったファーレン十三世を救出。
玉座の間に合流したクレスが目にしたのは、倒れた仲間と血が伝う剣を手に立つスイングの姿だった。