PLACE
国家・街など
ファーレン王国
主人公フレッドたちの母国。「ライン」山脈を国境代わりに隣国のベルトニアと大陸を二分している。
「13か月戦争」と呼ばれる内乱を経て、現国王ファーレン13世が即位した。
城下ではファーレン名物「セルシナまんじゅう」が売られているらしい。
儀式殿
ファーレン本土の南東にある古い青空神殿。王位継承の儀で使用される「聖水」が湧き出る。
ウィーム村
主人公フレッドの生まれ育った村。村人の多くは農家。王都までの道は舗装されていないらしく、自動車ではなく馬車でのみ通行可。
港町エマ
ファーレン本土南端に位置する港町。大河川に架かる橋を跨いで東西に展開する。
イズトフ
第二ラインに最も近いファーレン領であり、最も産業の潤った地域であり、最も治安の悪い街。「職人」が多く、ファーレン本土との折り合いはあまり良くない。
ギアが所有する造船所や、薬品倉庫などがある。
ベルトニア王国
大陸の東半分を占める海洋文化が栄える王国。ファーレンを追われたフレッドたちに全面的に協力してくれるが……。
ヴィラ王国
「南国」としか言いようがないオリエンタル文化が栄える王国。小さな集落が各地に点在しており、入国審査と称して占いをする。
名物の薬酒は、フレッドたちに多大なトラウマを残すことになる。
北の大陸
世界大戦時に覇権争いの舞台となった極寒の大陸。かつては不思議な能力を持つ民「ラインの守人」が暮らしていたとされるが、現在は無人と言われる。
ライン
神が作ったとされる星を分断する「線」。■第一ライン：星を東西に二分する山脈。大陸では「国境」代わりにされている。
■第二ライン：星を南北に二分する渓谷。「海境」と呼ばれ、付近は比較的熱帯寄りの気候が保たれる
■クリスタルライン：地軸を貫く第三のライン。星の終わりを意味する。
無人島
「ラインの守人」が大戦時に落ちのびたと言われる熱帯気候の小さな島。熱帯雨林には侵入者を阻む何かしらの仕掛けがあるらしい。
蜃気楼の塔
星の中心に現れる神の居城。霧がかった塔のような外観だが、内部は延々と廊下が続くなど不可思議。現世と切り離された空間であることは確かなようである。
CULTURE
文化・思想
大罪
「前世の業を現世で償う」思想。病や怪我、不幸事の多くはこのために課せられるという考えが一般的。
王位継承の儀
年の始めの月食の夜、儀式殿で聖水を口にすることで完了する。王位を渡すかどうかの判断はそのときの王に委ねられる。
予言
国政から民の恋愛沙汰まで重要な決定の参考にされる。国王は直属の予言者を従えるほど。ミレイは大きな出来事に関しては白昼夢のような形で受信し、数秒後の出来事に関しては集中することで意識的に視ることができる。
（「プチ予言」と呼ばれ、あまり好評ではない。）
歌劇『ラルファレンスの指輪』
古くから伝わる歌で、作曲者リオーズによって歌劇にアレンジされた。フレッドはこの曲を好み、話に持ちだすことが多い。またクレスも幼いころからピアノで弾き、親しみを覚える曲である。
大衆的ではあるが、興味のない人間は「ラルファふんちゃら」程度の認識である。
歌劇のストーリーについてはコチラを参照。
ORGANIZATION
職業・団体
警吏隊
いわゆる警察官。フレッドは試験に落ち、ニースは合格している。護衛隊に登用される者も少なからずいるが、身分に左右されるところが大きい。
暗部
警吏隊を裏から監視する「警吏の警吏」。当然秘密厳守の職業だが、一部例外がベオグラードの部下に居たりする。
騎兵隊
ファーレン大臣ルーヴェンスが独自に組織する騎馬兵団。サラブレット戦馬にまたがり全身甲冑に身を包む。
フレッドいわく「かなり良い剣」を支給されている模様。
護衛隊
ベオグラードが総指揮を執る、ファーレン王国騎士団の名称。各中隊に分かれ、クレスは近衛兵団の指揮を任されている。
王立研究所の研究員
フレッドの兄・スイングが抜擢されたとか何とか。そして断ったとか何とか。ギアがかつて所属しトップに君臨していたとか何とか。
本編中、ところどころ会話に出てくるものの実状が不明。とにかく凄いのだろう。
OTHERS
物語を紐解く鍵となるもの
十三カ月戦争《サーティーンサバイブ》
本編から八年前に勃発したファーレン王権をめぐる内乱。ファーレン全土に広がり、一年と一ヶ月後に終息、様々な工作があり現国王が即位した。
ベオグラードはこの内乱で前妻を亡くし、クレスは両親を亡くしている。