クレスはフレッドたちと袂を分かち、ひとりファーレン領・イズトフの街へ赴いた。目的は、違法に制作されているという「最強の戦艦」を手に入れること。製作者は現行のファーレン軍艦の大半を設計した天才だという。
戦艦の製作者たち、その指揮権を握る統領のギアに行く手を阻まれるも、自分の艦に絶対の自信を持つギアは、クレスに興味を持ち、戦艦の操縦士として同行してくれることになった。
ファーレン上空で二人の乗った艦はファーレン艦の攻撃を受ける。敵艦と思われたそれに乗っていたのは、なんとベオグラードとリナレスだった。事情を聞いたベオグラードはあさましくも早速ギアを味方に引き入れる。ギアも利益を見出して、正式にファーレン奪還に協力する約束をした。
一方、フレッドたちとベルトニア兵は作戦を開始、ライン山中を占拠し、防衛ライン兼前線としてファーレン軍とにらみ合いを続けていた。