合流したルレオのはたらきによって「王女」は問題なく 手中におさめられたかのように思えた。
しかし捕えたのは皇女ではなく、影武者、ファーレン護衛隊女隊長であるクレス。その事実を口にしたフレッドに、ルレオの殺気めいた罵声が浴びせられる。
何とかルーヴェンス大臣を即位させようと儀式殿に到着、リナレスとも合流を果たすが、到着早々フレッドが王位継承の儀を無意識に行ってしまう。ファーレンの王位は、フレッドに継承されてしまったのである。意識を取り戻したクレスは一部始終を目撃していた。
再び剣をとるクレスとフレッド、そこへ現ファーレン国王が姿を現す。 失態の責任をとらせようとクレスに自害を命じる国王。 その隙に退散しようと車のエンジンをふかすが、フレッドは何を思ったか 茫然自失とするクレスの手も引いて車に乗せた。
フレッド、ルレオ、そしてクレス。 一触即発の三人はベオグラードの指示を受けて、隣国ベルトニアを目指す……。